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MBTI診断の16タイプの特徴とは?診断方法や活用メリットも解説

近年若者の間で流行っている「MBTI診断」。自己分析を行うことができるだけでなく、チーム編成などビジネスでも活用できるということで注目を集めています。

MBTIでは全部で16タイプの特徴に分かれます。ビジネスで役立てるためには、それぞれの特徴を理解し適切に対処することが必要です。

この記事ではMBTIの概要と診断方法、メリットと16タイプの特徴を紹介します。

MBTIとは

MBTI (Myers-Briggs Type Indicator)は、スイスの心理学者カール・ユングの性格理論をもとに、アメリカのイザベル・ブリッグス・マイヤーズとキャサリン・クックス・ブリッグス親子によって考案された性格診断テストです。

人の性格を16種類に分類し、自己理解や他人の性格を理解し、チーム編成などをするためのツールとして用いられています。

MBTIの初版は1962年に完成し、40年近くにわたり、研究と再開発が進められ、日本では2000年から正式に導入され、約1,200名を超える有資格者が誕生しています。

MBTIの診断方法

MBTIの診断は「無料性格診断テスト | 16Personalities」で受けることができます。その他にも診断できるサイトはありますが、日本で最もポピュラーなサイトです。専門家に診断を依頼する方法もありますが、無料性格診断テストを行う場合は、約60の質問に対して、当てはまる項目を7段階から選択します。

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すべての質問にチェックが完了すると、16タイプから当てはまる性格が表示されます。タイプごとの特性や強み、改善すべき点など詳細な解説があるため、自己分析などをするのに役立ちます。

MBTI診断のメリット

MBTI診断を利用するメリットは以下の2点挙げられます。

自分を客観的に見ることができる

人は普段自分を見つめ直す機会が少ないうえ、自分の考えが正しいと思いがちです。MBTI診断をすることで、自分の性格を客観的に見ることができます。

MBTI診断を行えば、性格や思考を明確にすることができるため、自分の強みや課題などを分析することができ、自己成長につなげることもできます。

長所や短所が把握できる

MBTI診断では自分の長所、短所を把握することができます。「評価は他人」という言葉がある通り、自分で思っている長所は、他人から見たら短所などの可能性もあります。

MBTI診断は、質問に回答することで他人目線の評価を行ってくれます。そのため自分の良いところと悪いところを明確にできるため、長所を生かしたビジネスへの活用や、改善すべき自分の性格を把握するなどに役立たせることが可能です。

MBTIの活用方法

MBTIは自分の性格や他人の性格を把握する以外にも、チーム編成にも役立たせることができます。

各メンバーの性格タイプを把握することで、適材適所への人材配置や役割分担、情報共有の仕組み構築を行うことが可能です。

MBTIは16種類のタイプに分かれ、相性の良さも想定できるため、組織作りに役立たせることが可能です。次の項では16種類のMBTIタイプの特徴と相性を紹介します。

MBTIの16タイプの特徴

MBTI診断では以下の図の16タイプに分かれます。それぞれの特徴と、相性の良い方と悪い方を紹介します。

建築家タイプ(INTJ)

INTJ(建築家型)は、ストイックで自立心のある性格です。内向的直感を主機能として持ち、頭の回転が早く分析力が高い傾向にあります。そのためひらめきや未来志向が強みです。

一方で感情のやり取りが苦手な人や、自分の考えを譲ることも少ない人が多く、他人からは冷たい人と捉えられる場合もあります。

⚫︎良い相性:領事官(ESFJ)・ 冒険家(ISFP)・討論者(ENTP)

⚫︎悪い相性:エンターテイナー(ESFP)・指揮官(ENTJ)

理学者タイプ(INTP)

INTP(論理学者型)は、深い知性を持ち、理論的な思考を持ち合わせている、冷静沈着な研究者タイプです。

基本的には淡々と物事を進めますが、自分の興味のあることにはエネルギッシュに取り組む傾向にあります。

しかし人間関係の構築や間表的な人が苦手な傾向にあるため、他人からは「何を考えているかわからない」と言われるケースも多いです。

⚫︎良い相性:エンターテイナー(ESFP)・擁護者(ISFJ)・巨匠(ISTP)

⚫︎悪い相性:領事官(ESFJ)・幹部(ESTJ)

指揮官タイプ(ENTJ)

指揮官タイプ(ENTJ)は、名前の通り、リーダーシップが得意なタイプです。人をまとめたり、周りを引っ張りながら、目標解決に取り組みます。

また、計画的に行動を好む一方で、自分の考えを曲げない傾向にあるため、他人への感情の配慮を欠くことも多いです。さらに自分にも他人にも厳しい傾向にあります。

⚫︎良い相性:擁護者(ISFJ)・主人公(ENFJ)・エンターテイナー(ESFP)

⚫︎悪い相性:冒険家(ISFP)・建築家(INTJ)

討論者タイプ(ENTP)

討論者タイプは新しいアイデアや視点を持ち合わせ、好奇心旺盛でチャレンジ精神が溢れる性格です。

自分が気になったことや興味があることはとことん探求する傾向にあります。しかし自己肯定感が強いため、口達者と思われるケースも多いです。

とはいえ自分が好きなことだけを探求できればいいと思っているため、自己満足を優先する性格でもあります。

⚫︎良い相性:冒険家(ISFP)・領事官(ESFJ)・ESTP

⚫︎悪い相性:擁護者(ISFJ)・論理学者(INTP)

提唱者タイプ(INFJ)

INFJ(提唱者型)は、他人を思いやる優しい性格です。他人の感情や思考を察知する能力が高く、気配りや癒しを与える穏やかな性格を持ち合わせています。

自己主張は控えめな傾向になりますが、真となる気持ちは譲らないという意志の強さも持ち合わせています。

一方で、優しさゆえに他人に尽力しすぎてしまい、気疲れしてしまったり、ストレスを感じてしまう場合も多いです。

⚫︎良い相性:幹部(ESTJ)・巨匠(ISTP)・広報運動家(ENFP)

⚫︎悪い相性:ESTP・主人公(ENFJ)

仲介者タイプ(INFP)

INFP(仲介者型)は、空想の世界に浸るのが好きな内向的な性格です。とはいえ、他者の感情を尊重し、調和を重視する性格でもあります。

そのため、自分と向き合う時間が多い一方で、共感力も高いため、信頼されやすい特徴があります。

しかし、自分の感情や価値観に固着しすぎたり、他人の共感に疲れてしまい、ストレスを感じる場合もあります。

⚫︎良い相性:ESTP・管理者(ISTJ)・主人公(ENFJ)

⚫︎悪い相性:幹部(ESTJ)・広報運動家(ENFP)

主人公タイプ(ENFJ)

ENFJ(主人公型)は、明るくて正義感の強いリーダータイプです。他人の感情を敏感に察知して、サポートを行ったりする性格です。

また、自分とは異なる意見にも耳を傾け、チームでの話し合いをまとめてくれるうえ、責任感も強いです。

一方で打たれ弱いところも多く、周囲の評価を気にする傾向にあります。そのため周りに流されたりすることも多い性格です。

⚫︎良い相性:管理者(ISTJ)・ESTP・仲介者(INFP)

⚫︎悪い相性:巨匠(ISTP)・提唱者(INFJ)

運動家タイプ(ENFP)

ENFP(運動家型)は、ポジティブでエネルギッシュな自由人です。好奇心が強く、新しいアイディアや視点を持ち、変革を求めます。

さらにコミュニケーション能力も高く、社交性も持ち合わせています。人間関係を重視しており、友人が多い傾向にあります。一方で飽きっぽく気分屋な性格です。そのため管理やルールというのが苦手でもあります。

⚫︎良い相性:巨匠(ISTP)・提唱者(INFJ)・幹部(ESTJ)

⚫︎悪い相性:管理者(ISTJ)・仲介者(INFP)

管理者タイプ(ISTJ)

ISTJ(管理者型)は、正義感が強くルールや規則を大切にする真面目な性格です。事実や経験に基づく判断が得意で、堅実に成果を積み重ねていくことを得意としています。

そのため忍耐力が高く、他人に流されない傾向にあります。一方で、反対意見などに反発することが多く、団体行動を苦手とします。他人に指示されたり、干渉されることを嫌う傾向にあります。

⚫︎良い相性:ENF J・仲介者(INFP)・擁護者(ISFJ)

⚫︎悪い相性:広報運動家(ENFP)・幹部(ESTJ)

擁護者タイプ(ISFJ)

ISFJ(擁護者型)は、平和を愛するお人好しな性格です。他者の感情やニーズを敏感に察知し、サポートや助言を行うことを得意としています。

そのためチームの中に一人は欲しい人材です。しかし、本心は一人の時間を大事にしたい傾向にあり、自分が決めたルールやスケジュールをしっかり守りたい性格でもあります。

人のために頑張るものの、それが疲労やストレスにつながってしまう方も多いです。

⚫︎良い相性:指揮官(ENTJ)・論理学者(INTP)・管理者(ISTJ)

⚫︎悪い相性:討論者(ENTP)・領事官(ESFJ)

幹部タイプ(ESTJ)

ESTJ(幹部型)は、真苗の通り、真面目で責任感の強い統率力のあるタイプです。人をまとめたり、他人とのコミュニケーションを得意としています。

また冷静な判断も得意としているため、状況の把握にも長けており、物事を遂行できる性格です。しかし他人からは「冷たい」「厳しい」と思われることも多く、多少嫌われるポジションでもあります。

⚫︎良い相性:提唱者(INFJ)・領事官(ESFJ)・広報運動家(ENFP)

⚫︎悪い相性:仲介者(INFP)・管理者(ISTJ)

領事タイプ(ESFJ)

ESFJ(領事館型)は争いごとが嫌いな優しい性格で、平和や調和のために尽力するタイプです。他人とのコミュニケーションを得意としており、誰かが困っていたら即座にサポートを行う傾向にあります。

気配りもでき、面倒見が良いため、チームの人間関係の円滑化を得意としています。一方で、他人から多くの相談を受けられるため、断れずにパンクしてしまうことも多々あります。

⚫︎良い相性:建築家(INTJ)・討論者(ENTP)・冒険家(ISFP)

⚫︎悪い相性:論理学者(INTP)・指揮官(ENTJ)

巨匠タイプ(ISTP)

ISTP(巨匠型)は、マイペースでクールな一匹狼タイプです。論理的な思考や分析を得意としており、1人で黙々と取り組む傾向にあります。

そのため他人にはほとんど興味を持たず、コミュニケーションが苦手です。さらに相手の感情などを汲み取ることを苦手としています。

⚫︎良い相性:広報運動家(ENFP)・提唱者(INFJ)・幹部(ESTJ)

⚫︎悪い相性:主人公(ENFJ)・ESTP

冒険家タイプ(ISFP)

ISTP(冒険家型)は、控えめでおとなしい芸術家タイプですが、直感を頼りに行動する傾向にあります。

いわば、自由人とかが当てはまり、マイペースな性格です。とはいえコミュニケーション能力も高く、周囲との調和も大切にしています。ただし、飽きっぽい性格でもあるため、計画的な行動は苦手です。

⚫︎良い相性:討論者(ENTP)・建築家(INTJ)・領事官(ESFJ)

⚫︎悪い相性:指揮官(ENTJ)・エンターテイナー(ESFP)

起業家タイプ(ESTP)

ESTP(起業家型)は、大胆でエネルギッシュな性格です。多少リスクをとっても、現在の環境を変えるための行動を取る傾向にあります。

また冒険心も強く、新しい経験や挑戦を求めます。頭の回転も速いため、トラブルに直面しても道を切り開ける能力も持ち合わせています。しかし猪突猛進すぎて、他人から避けられる場合も多いです。

⚫︎良い相性:仲介者(INFP)・主人公(ENFJ)・IST管理者(ISTJ)J

⚫︎悪い相性:提唱者(INFJ)・巨匠(ISTP)

エンターテイナータイプ(ESFP)

ESFP(エンターテイナー型)は、人を楽しませることが好きな明るいムードメーカーです。人とのコミュニケーション能力が高く、笑わせたり、一緒に楽しめるような気配りができます。

一方で、堅苦しい環境を好まない傾向にあります。規律やルールなどを苦手としているため、組織等に向いていません。

⚫︎良い相性:論理学者(INTP)・指揮官(ENTJ)・広報運動家(ENFP)

⚫︎悪い相性:建築家(INTJ)・冒険家(ISFP)

日本人に多いMBTIタイプ

日本人に多いMBTIタイプは以下の通りです。

  •   1位:【INFP】仲介者       (16.44%)

  •   2位:【ENFP】広報運動家    (13.79%)

  •   3位:【INTP】論理学者    (7.19%)

  •   4位:【ISFJ】擁護者       (6.81%)

  •   5位:【INFJ】提唱者       (6.79%)

  •   6位:【ESFJ】領事官      (6.75%)

  •   7位:【ISFP】冒険家      (6.74%)

  •   8位:【ESFP】エンターテイナー(6.01%)

  •   9位:【ENFJ】主人公     (5.59%)

  • 10位:【ENTP】討論者      (5.18%)

  • 11位:【INTJ】建築家      (3.69%)

  • 12位:【ISTJ】管理者      (3.57%)

  • 13位:【ESTJ】幹部      (3.38%)

  • 14位:【ISTP】巨匠       (2.87%)

  • 15位:【ESTP】起業家     (2.62%)

  • 16位:【ENTJ】指揮官     (2.57%)

参考:Japan Personality Profile | Country Personality Profiles | 16Personalities

MBTI診断の注意点

MBTI診断を行う際は、以下の点に注意しなければいけません。

  • 直感で回答する

  • あくまで指標のひとつ

  • 環境によって変化する

ひとつずつ確認していきましょう。

直感で回答する

MBTI診断は直感で回答しましょう。自分の感情を押し殺して回答すると、正しい結果にはなりません。自分の思うままに回答しましょう。

あくまで指標のひとつ

MBTIはあくまで指標のひとつと考えましょう。結果が出ても、その通り行動する必要もなく、絶対的ではないためです。

環境によって変化する

診断結果はライフスタイルの変化によって変わっていきます。年数が経てば正確にも変化が生まれ、変動することがあることを理解しておきましょう。

まとめ

MBTI診断は人の性格を16種類に分類し、自己理解や他人の性格を理解することができます。そのためチーム編成のためのツールとして活用することができます。

MBTI診断をする際は直感で回答しなければいけません。感情を押し殺して回答すると、正しい結果は生まれません。結果はあくまで指標のひとつとして捉えましょう。

年数が経過すると性格も変化してしまうため、定期的にMBTI診断を行うことがポイントです。「なぜか上手くいかない・・・」と悩まれている方は、MBTIのような客観的な指標に頼るのも一つの選択肢です。

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