ENTJ(指揮官)はその名前のとおり、組織を指揮するリーダー的な性格を持ち合わせているMBTIの性格タイプです。
ENTJ(指揮官)の方は自身の強みを理解しビジネスに活かすことができれば、大きな成果を残すことも可能となるでしょう。
この記事では、ENTJ(指揮官)の長所と短所、向いている職業や相性が良いMBTIタイプを紹介します。
ENTJ(指揮官)は、冷静で戦略的な知能を持ち合わせており、人をまとめる能力があるだけでなく、目標達成のために果敢に努力をします。
ここでは、ENTJ(指揮官)の長所と短所を紹介します。
ENTJ(指揮官)の長所は以下の3点挙げられます。
リーダーシップがある
メンタルが強い
目標達成意識が高い
ENTJ(指揮官)はカリスマ性のあるリーダーシップを持ち合わせています。目標達成意識も強く、なにがあっても成功を勝ち取ろうとします。
さらに、一度決めたルールは必ず守ったり、落ち込むことがあってもすぐに切り替えることができるメンタルを持ち合わせています。
ビジネス面では経営者や管理職などのポジションに向いている性格とも言えるでしょう。
ENTJ(指揮官)の短所は以下の3点挙げられます。
冷酷
高圧的
理詰めする傾向にある
ENTJ(指揮官)は、リーダーシップを持ち合わせているものの、目標達成には手段を選びません。
もちろん常識の範囲内での手段ですが、何が何でも達成しようとするため、ビジネス面では社員から冷酷と感じられることもあります。
さらに、部下が失敗すると理詰めしてしまい、高圧的に感じる人も多いです。
その結果、耐えられず離れていく方もいらっしゃることでしょう。
ENTJ(指揮官)が該当するMBTIの4つ軸は以下のとりです。
外向的:思ったことは何でも言うタイプです
直観的:直観で物事を考えるタイプです
思考的:客観的かつ論理的に判断ができます
判断的:計画的で、最後までやり遂げることが得意です
ENTJ(指揮官)は、初対面の方でも人見知りせず、なんでも話せるコミュニケーション能力があります。
物事を直観で考える傾向にありますが、客観的で理論的な判断を得意としています。
さらに、具体的な計画を立て、最後までやり遂げようと努力するため、周りの人も自然と集まる傾向にあります。
リーダーシップが強い反面、冷酷さも持ち合わせているため、周りから毛嫌いされる場合も多いです。
なお、MBTIのその他の性格タイプについては以下の記事で詳しく解説しています。
MBTI診断の16タイプの特徴とは?診断方法や活用メリットも解説
ここではENTJ(指揮官)に向いている職業を5つ紹介します。
ENTJ(指揮官)は、プロジェクトマネージャーなど、リーダーシップが求められる職業に向いています。
プロジェクトマネージャーは、ひとつの目標に向かって組織をまとめて達成する職業です。
企業などの組織の一員として働く以上、社員の意見や行動をまとめたりするリーダーは必要です。
ENTJ(指揮官)は、リーダーとして社員の目標達成のための行動を組み立てたり、予算やスケジュール管理能力に長けているため向いています。
コンサルタントとは、企業や個人に対して、ビジネスや税金など、さまざまな戦略や実行支援をサポートする職業です。
コンサルタントの種類はさまざまありますが、ENTJ(指揮官)は、客観的な現状分析を得意としており、将来的にプラスに働く計画を組むのを得意としています。
そのため、短期的なコンサルタントより長期計画を組むコンサルタントに向いているでしょう。
また、イレギュラーな課題や問題が発生しても、極力回避することができ、クライアントの期待に応えることができる特徴があります。
マーケターは、企業の商品やサービスのブランドを構築し、提供を促進する職業です。
マーケターは、精密に市場調査を行い、現状の情報処理が重要とされているため、分析を得意としているENTJ(指揮官)に向いています。
さらに、マーケターは個人ではなく、チームを組んで行う企業が多いです。リーダーシップも十分発揮できることでしょう。
リーダーシップを得意としているため、ENTJ(指揮官)は経営者に向いています。
経営者は、組織の統率だけでなく、重要な決断が必要となる職業です。
ENTJ(指揮官)は、目標達成をするためには多少強引な手段を取ることがあるため、他に人では判断できないことも簡単に決断できるためおすすめです。
弁護士は、法律に基づいてクライアントをサポートする職業です。
法律とはいえ、解釈次第によって自分で戦略を立てることができるため、ENTJ(指揮官)は高い能力を発揮することができます。
また、弁護士はクライアントとの意思疎通も必要であり、具体的な方針なども伝えなければいけません。
ENTJ(指揮官)はコミュニケーション能力が高く、理論的に説明できるため、弁護士だけでなく士業全般に向いています。
ここではENTJ(指揮官)に向いている業界を3つ紹介します。
IT業界は、チームでひとつのプロジェクトを進める企業が多いです。
アプリ開発やシステム開発、DX推進など、IT業界は多種多様であり、人材が足りていない状態です。
そんな中、リーダーシップを取れるENTJ(指揮官)が入れば、少数精鋭のチームを作ることもできるでしょう。
IT業界はチームだけでなく、クライアントとの打ち合わせも多いため、コミュニケーション能力が求められます。
さらに、理論的に説明できれば、信頼関係が構築でき大きなビジネスに繋がる可能性も高いです。
医療業界は、集中力や気力、情熱など感覚的なことが求められる職業でもあるため、ENTJ(指揮官)が向いています。
ENTJ(指揮官)は冷酷だと思われがちですが、医療業界においては「何としても助けたい」という気持ちから人助けに尽力します。
また、病院などには多数の患者がいるため、チームワークが重要視される職業です。
そんな中、リーダー的な方がいれば、病院内のスタッフもスムーズに仕事をすることができるようになるでしょう。
論理的に説明できるENTJ(指揮官)は、司法業界で役立ちます。
裁判などになると、根拠を提示して立証しなければいけません。
感情だけでは、判決が有利に働く可能性は低いですが、ENTJ(指揮官)は細かな分析を行い、最後まで訴訟で戦い続けるメンタルを持ち合わせていることでしょう。
そのため、法律が大きく関係してくる司法業界では、十分ポテンシャルを発揮することができます。
ENTJ(指揮官)と相性が良い人を見つけることで、日常生活や仕事面がうまく行く可能性も高まります。
ここでは、ENTJ(指揮官)と相性の良いタイプと相性が良くないタイプを紹介します。
起業家(ESTP)と相性の良いタイプは以下の3つです。
ISFJ(擁護者)は穏やかで優しいサポーターな性格で、思いやりと誠実さを持ち合わせています。
献身的なタイプなため、ENTJ(指揮官)の方を支えてくれることから相性は良いです。
もちろん優しくても意見をしっかり言ってくれるため、お互い尊重しあうことで、ビジネスだけでなく私生活もうまくいきやすくなるでしょう。
ESFP(エンターテイナー)は明るくてエネルギッシュな性格です。
周りを楽しくさせたりするパワーがあり、元気をもらえる関係性になるでしょう。
ENTJ(指揮官)はネガティブになること自体は少ないため、お互い前向きな点が共通しています。刺激し合いながら成長することができます。
INTJ(建築家)は洞察力に長けた正確なため、ENTJ(指揮官)でも気が付かなかった点を見つけ合える関係性となります。
ビジネス面においては、ミスなどを失くし、合理的な戦略を立てることが可能となるでしょう。
一方、起業家(ESTP)と相性の良くないタイプは以下の3つです。
INTP(論理学者)は、ユニークなアイデアを得意としておりますが、論理的を求めるENTJ(指揮官)とは意見が相違することがあります。
性格自体は似てますが、考え方に違いが生まれると衝突してしまう可能性も高いです。
しかし、お互いの欠点に目が付きやすいため、関係がうまくいけばビジネス面でも大きな成長が見込めます。
ESFJ(領事)は、物事をテキパキと進めることが得意です。
要点を掴み、仕事面でも冷静な判断ができるほか、部下などを育てるマネジメント能力にも長けています。
しかし、ENTJ(指揮官)との意見が相違することも多々見受けられます。
ESFJ(領事)は、自己中心的な行動を取ってしまうため、誤解が生まれやすいです。
曲がったことが嫌いなため、ルールを遵守しますが、それが窮屈に感じる方も多くいらっしゃいます。
ISFP(冒険家)は、とてもピュアな心の持ち主です。感受性が豊かなため、冷酷なENTJ(指揮官)とはうまくいかないことが多いです。
個々の感情を大切にすることを優先するISFP(冒険家)とは真逆の存在になってしまうため、意見が合わないことも多いでしょう。
ENTJ(指揮官)は、リーダーシップを得意としているため、チームワークを要するIT業界や医療業界など、さまざまな業種に向いています。
また論理的に説明ができるため、本記事で紹介した仕事以外でも十分成功できる可能性は高いでしょう。
ただし、目標に夢中になりすぎて冷酷と感じる方も多いため、対人関係に注意する必要があります。
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