MBTIのINTP(理論学者)は、ロジカルで問題解決能力が高い性格の持ち主です。
興味のある分野に関しては徹底的に追究するタイプである一方で、周りが見えなくなることがあります。
INTJの強みを理解し、ビジネスに活かすことができれば、大きな成果を残すことも可能となるでしょう。
この記事では、MBTIのINTP(理論学者)の長所と短所、向いている職業と相性が良いMBTIを紹介します。
INTP(理論学者)は、自分の世界に没頭しやすい部分があり、IQも高いため、周りからは勉強ができる人と思われることが多いです。
しかし、自分が好きな分野だけに没頭する傾向にあり、私生活に関してはだらしないことも多々あります。
この記事では、INTP(理論学者)の長所と短所について紹介します。
INTP(理論学者)の長所は以下の3点挙げられます。
頭が良い
冷静
論理的
INTP(理論学者)は頭の回転が速いだけでなく、他のMBTIよりIQが高いです。
なおかつユニークな創造力も持ち合わせているため、さまざまなアイデアを生み出すことができます。
また、冷静で論理的な考えを持つため、感情に左右されることがありません。
問題が発生しても、落ち着いて対処することが可能です。
INTP(理論学者)の短所は以下の3点挙げられます。
めんどくさがり屋
社会不適合者
他人の感情に興味がない
INTP(理論学者)は、効率重視な人間であり、基本的にめんどくさがり屋です。
細かな作業を淡々と行うのを苦手としており、効率性を自分で考えて作業してしまいます。
そのため、企業のルールなどを無視して作業したり、周りの人に合わせて行動するなどを苦手としています。協調性もないため、社会不適合者とも言えます。
また、他人の感情に興味がないため、感情論などを訴えてくる人を嫌います。
内向的:初対面が苦手で、自分の時間を大切にするタイプです。
直観的:直観で物事を考えるタイプです
思考的:相手に共感して物事を考えます
知覚的:柔軟性を持ち合わせており、臨機応変に対応できるタイプです
INTP(理論学者)は、初対面の方でもすぐに仲良くなれる関係であり、思ったことはなんでも言います。
そのため、相手にとっては嫌な印象を与えてしまうケースも多いです。
物事は直観で考えるタイプですが、相手の考えにも共感するため、時間が経つほど関係が構築されることがあります。
柔軟性も高いため、マイペースな性格でありながらも、臨機応変に対応できるという器用さも持ち合わせています。
なお、MBTIのその他の性格タイプについては以下の記事で詳しく解説しています。
MBTI診断の16タイプの特徴とは?診断方法や活用メリットも解説
ここではINTP(理論学者)に向いている職業を5つ紹介します。
マーケターとは、企業の販売行動に関してのマーケティング活動を行う職業です。
顧客のニーズを調査し、需要に沿った商品を提供するための準備段階で行う仕事であるため、企業にとっては重要なポジションになります。
INTP(理論学者)は頭の回転も速く、ユニークな相続力を持ち合わせているため、さまざまな視点から分析できる能力があるため、マーケターは適職のひとつです。
コンサルタントとは、個人や法人などのクライアントの悩み事に対してアドバイスやサポートを行う職業です。
コンサルタントには以下のような種類があります。
ITコンサルタント
経営コンサルタント
不動産コンサルタント
投資コンサルタント
財務コンサルタント など
コンサルタントは、専門的な知識を用いて問題解決方法を提案します。
理論的思考力と高い分析力が必要となるため、INTP(理論学者)の強みを活かせる職業です。
証券アナリストとは、証券会社や銀行などの金融機関に所属し、株価や為替市場を調査して分析する専門家です。
市場動向や企業の業績などから投資対象として価値があるかを評価し、将来の値動きの予測を行います。
INTP(理論学者)は分析能力に長けており、理論的思考力が高いことから強みを活かせる職業の一つです。
好奇心旺盛な性格なため、楽しみながら仕事することができるでしょう。
データサイエンティストとは、統計やAIの知識を用いてデータ分析を行い、企業の課題解決を支援する職業のことです。
コンサルタントにも似ておりますが、データサイエンティストは、課題解決する前のデータ分析が主な仕事です。
細かな分析能力と、幅広い知識が求められる職業であるため、知的好奇心が強いINTP(理論学者)に向いている職業の一つです。
研究者は、さまざまなメーカーや機関などで研究開発に従事する職業です。
医薬品や化粧品、食品など、業種は多岐にわたります。
INTP(理論学者)は自分の好きな分野に関して、徹底的に調べる傾向にあります。
研究者として、調べることに徹底できるため、楽しみながら仕事をすることができます。
もちろん未経験者から研究者になるのは簡単ではありませんが、資格やスキルを磨くことで転職することも可能となるでしょう。
ここではINTP(理論学者)に向いている業界を3つ紹介します。
銀行や証券会社などの金融業界はINTP(理論学者)に向いています。
窓口や融資担当などさまざまな部署がありますが、INTP(理論学者)の場合は、分析能力に長けているため、アナリストやリサーチャー、アセットマネジメント部門などがおすすめです。
金融業界は、自社やクライアントのお金を扱う部署が必ずあります。
クライアントの信用を勝ち取るためには、確実に増やさなければいけず、そのためには、細かな分析と投資判断が求められます。
INTP(理論学者)は頭の回転も良く分析能力が高いうえ、常に冷静であることから、大きな値動きが起きてもうまく対処することが可能です。
士業は、公認会計士や税理士などの国家資格を取得して働く職業です。
弁護士事務所や会計事務所などで働くだけでなく、一般企業の経理や法務での幹部ポジションとして採用されることが多く、幅広い企業で能力を生かすことができます。
士業になるためには、専門的な知識を身に付け、資格を得らなければいけません。
INTP(理論学者)は、どのMBTIよりもIQが高く、勉強をしっかり行う人間なため、士業になれるチャンスがあります。
また、法律や条例は、新しいスキームとして生まれることが多いため、常に情報を察知しておく必要があります。
知的好奇心が強いINTP(理論学者)は、さまざまな情報にアンテナを張ることができるため、士業に向いているでしょう。
IT業界は、システムやアプリなどのサービス開発を行う業界です。特殊なコードを用いてプログラミングするなど、複雑であり専門的な知識が求められます。
理論的な世界でもあるため、IT業界で活躍するためにはある程度高い能力が必要ですが、INTP(理論学者)は探求心が高く、IQも高いため、活躍できる可能性が高い業界の一つです。
プログラミングやシステム開発に興味がある方におすすめな業界です。
ここでは、INTP(理論学者)と相性の良いタイプと相性が良くないタイプを紹介します。
INTP(理論学者)と相性が良いタイプは以下の3タイプです。
ESFJ(領事)は、明るく優しい性格であり人付き合いがうまい性格の持ち主です。
親切で怒ることがほとんどなく、コミュニケーション能力が高いです。
INTP(理論学者)は、初対面で人見知りするタイプですが、ESFJ(領事)は最初からフレンドリーに接してくれるため、すぐに仲良くなることも可能です。
ただし、ESFJ(領事)はお節介すぎるところも見受けられるため、しつこすぎるとINTP(理論学者)はストレスを感じてしまうこともあるため注意が必要です。
ISFP(冒険家)は、純粋で偏見のない性格で、人望も厚いタイプの人間です。
まっすぐな性格であることから、INTP(理論学者)もすぐに共感してくれます。
意見の食い違いやアプローチの違いが対立することもありますが、しっかり話し合いを行えば良好な関係を維持することが可能です。
ただし、ISFP(冒険家)は否定されるのを苦手としており、メンタルも弱いため、きつい言葉などは控えることが大切です。
ENTP(討論者)は頭の回転が早く、話し合いを好む性格です。
INTP(理論学者)が難しいことを言っても理解してくれるタイプの人間であるため、すぐに打ち解けあえる関係となります。
ビジネス面では、もちまえの知力から独創的なアイデアを生み出すことができるため、良きパートナーとなる可能性が高いです。
INTP(理論学者)と相性が良くないタイプは以下の3タイプです。
ENTJ(指揮官)は、名前のとおり、人を指揮するリーダー的な人間です。
人に指示したり、理詰めしたりする傾向にあるため、高圧的な印象を持たれます。
INTP(理論学者)は、自分の好きなように行動することが多いため、ENTJ(指揮官)との相性は良くありません。
すぐに対立してしまう可能性も高いため、ビジネスだけでなく友人関係としてもうまくいく可能性は低いです。
ISFJ(擁護者)は、困っている人がいたらすぐに手を差し伸べるほど温厚で優しい性格の持ち主です。
一方、優柔不断でネガティブ思考であることから、人の意見に頼ってしまう性格でもあります。
頭が良いINTP(理論学者)は、ISFJ(擁護者)の考えや思考を理解することができず、嫌ってしまうこともあります。
感情的な対立が増え、関係が緊張しやすくストレスが蓄積しがちなため、相性は良くありません。
ESFP(エンターテイナー)は、明るくノリがよく、周りから好かれる性格の持ち主です。
しかし、計画性がなく落ち着きがないことから、INTP(理論学者)と真逆のタイプとなります。
当然ながらお互いの考えを理解するのは難しく、相性は良くありません。
ビジネス面においては、真面目に一生懸命働くINTP(理論学者)に対して、ESFP(エンターテイナー)は楽観的になんとなくやり過ごすタイプなため、対立する可能性が高いです。
INTP(理論学者)は、ロジカルで問題解決能力が高い性格の持ち主です。
頭もよく、冷静な判断ができることから、士業や金融業界などに向いています。
しかし、めんどくさがり屋で他人の感情に興味がないため、好きなことだけに没頭してしまう短所があります。
興味のある分野の仕事や、やりがいのある仕事に就くと、大きな成果を出すことができるでしょう。
自身や周りの方の特徴を理解し、円滑な人間関係を築いてください。
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