MBTIは16の性格タイプに分かれます。
性格タイプを判定することは、自分のことを知れるだけでなく、キャリア選択などにも活かすことが可能です。
ビジネスにおいても、人材採用等においてMBTI診断を活用する企業も増えています。
この記事では起業家型 (ESTP) の長所と短所、向いている仕事・業界について紹介します。
起業家ESTPは、社交的でコミュニケーション能力が高く、論理的で冷静な判断ができる生活タイプです。
起業家の方に多い性格タイプですが、どのような長所と短所があるのか見ていきましょう。
起業家(ESTP)の長所は以下の3点挙げられます。
行動力がある
逆境に強い
観察力がある
起業家(ESTP)は、失敗に屈せず行動力が高いという長所があります。何事にも恐れないチャレンジ精神を持ち合わせており、ポジティブです。
さらに、逆境な状態になってもそれを跳ね返すほどの強いメンタルを持ち合わせています。観察力にも長けており、小さな変化でも気が付きやすいため、危機察知能力も高いです。
起業家(ESTP)の短所は以下の3点挙げられます。
約束が苦手
自己欲求が強い
飽きっぽい
起業家(ESTP)は、約束やルールなどを守ることが苦手です。
さらに、常になにかしら行動をしている傾向にあるため、メールやLINEも未読のままにしてしまう方も多いです。
自己欲求力が強く、思ったことはすぐに行動に移します。そのため、周りの方との約束を忘れてしまいがちな傾向にあります。
また、熱しやすい一方で飽きっぽい性格でもあります。起業家とはいえども、途中で飽きてビジネスをやめてしまう方も多いです。
起業家(ESTP)が適合するMBTIの4つの軸におけるタイプは以下のとおりです。
外向的:社交的で新しい挑戦を求めます
感覚的:直観ではなく、経験やデータに頼ります
思考的:論理的で客観的な思考を持ち合わせています
知覚的:柔軟で臨機応変に対応できます
起業家(ESTP)は、エネルギッシュな性格を持ち合わせており、人と積極的にコミュニケーションを取る性格です。
頭の回転も速く分析能力が高いため、トラブルに直面しても恐れず切り抜ける特徴があります。
感覚で物事を決めるより、経験やデータをもとに決めることが多いです。
計画的に物事を進めていても、イレギュラーな事態が発生した時は、臨機応変に対応することができます。
なお、MBTIの詳細や他のタイプについては以下の記事で詳しく解説しています。
MBTI診断の16タイプの特徴とは?診断方法や活用メリットも解説
ここでは起業家(ESTP)に向いている仕事を5つ紹介します。
起業家(ESTP)は経営者に最も向いていると考えられます。
株式会社リンクアンドパートナーズが経営者408名に行った「経営者のMBTI傾向に関する調査」によると、16の性格のタイプのうち、経営者の13.7%の方が起業家(ESTP)に該当していました。全体よりも高い割合です。続いて、指揮官(ENTJ)が12.3%、管理者(ISTJ)が11.5%という結果でした。
経営者は行動力だけでなく、取引先との人間関係など、コミュニケーションが求められる職業です。また重要な意思決定を即座にできるほどの分析能力も必要なため、起業家(ESTP)にマッチしているとも言えるでしょう。
起業家(ESTP)の方は、他人を動かす力が求められる営業職にも向いています。
論理的に説明することを得意としているため、交渉や説得がうまくいきやすいでしょう。
また、営業職はノルマがあったりする企業も多いですが、数字が出ていない時でも逆境を跳ね返すほどのメンタルを持ち合わせています。
クライアントの要望が急に変更になったとしても、起業家(ESTP)は柔軟性を持ち合わせているため、即座に対応でき、大きな成果を残すこともできるでしょう。
起業家(ESTP)は事業企画やイベント企画など、プロジェクトの入口から完成までのフローを計画する企画職にも向いています。
観察力や分析力に長けているため、細かな計画を立てることができます。
さらに斬新なアイデアを見つけたり、スピード感をもって進める特徴があるため、起業家(ESTP)にマッチしています。
マーケターは、企業の商品を販売するための促進を行う職業です。起業家(ESTP)は、頭の回転も速く分析能力に長けているため向いています。
マーケターは商品の販売戦略の入口となる重要な職業です。行動力や観察力が求められる職業ですが、起業家(ESTP)の方であれば柔軟に対応できるでしょう。
ITエンジニアは一見コミュニケーションなどは必要ないと思われがちですが、近年のIT業界はチームワークが求められます。
ITエンジニアは一人で完結する仕事は少なく、チームでプロジェクトを進めていきます。
そのため各エンジニアが情報共有を密に行い、助け合うことが求められる職業です。
さらに、問題を解決するためには冷静な判断が求められます。なおかつ問題が深刻化しても粘り強く解決に取り組まなければいけません。
起業家(ESTP)は論理的なコミュニケーション能力が高いため、エンジニアなど技術職における情報共有も円滑に行うことができます。
さらに、逆境に強いため、諦めずに粘り強く原因を追求する性格であることからITエンジニアに向いています。
ここでは起業家(ESTP)に向いている業界を3つ紹介します。
IT業界はインターネットや情報処理を活用したサービスを展開する業界であり、社内とのコミュニケーションが多く必要となるため、起業家(ESTP)は向いています。
近年ではシステム開発ができる人材の確保を、各企業が積極的に取り組んでいます。
また、今後はDX推進などの需要も伸びると想定されており、人材が不足している状況下です。
IT業界は、チームでひとつのプロジェクトを進めていくため、高い技術力だけでなく、人間関係の構築もできる起業家(ESTP)の方におすすめです。
革新的なアイデアが求められるベンチャー企業は、観察力や分析力が高い起業家(ESTP)に向いています。
起業家(ESTP)は、経験やデータを基に論理的で客観的な思考を持ち合わせています。
行動力も高いため、大手にも負けないアイデアを即座に提案できることでしょう。
成長過程にある企業に勤務すれば、会社の成長と自身の成長に繋がるためおすすめです。
広告業界は、マーケティングと広告宣伝による情報発信が重要視される職業です。
「どのエリアに、どのような情報の需要が見込まれるか」をしっかり分析する必要があるため、起業家(ESTP)に向いています。
また、発信方法なども自由に考えることができる一方で、チームワークも重要です。
多くの方と協力して取り組む業界でありますが、常に新しい情報を探求することから起業家(ESTP)におすすめな業界です。
起業家(ESTP)と相性が良い人を見つけることで、日常生活や仕事面が良好になる可能性も高いです。
一方で、チームを組むうえで相性が悪い人も把握しておくべきでしょう。
ここでは、起業家(ESTP)と相性の良いタイプと相性が良くないタイプを紹介します。
起業家(ESTP)と相性の良いタイプは以下の3つです。
INFJ(提唱者)は人の役に立つことを望むため、起業家(ESTP)のサポートを行ってくれます。
時間をかけることお互いの感情や思考を理解できる関係性となるため、ビジネスや日常生活でも強い信頼関係が構築できます。
ENFJ(主人公)は合理的に物事を決め、何が何でもやり遂げる強い意志を持ち合わせています。
お互い高いエネルギーを持ち合わせているため、衝突することもありますが、創造性が高まってビジネスびパフォーマンスが高くなります、
ISTJ(管理者)は縁の下の力持ちとして起業家(ESTP)のサポートに特化してくれます。
起業家(ESTP)とは真逆の性格だからこそ、関係性が良くなります。
起業家(ESTP)と相性の良くないタイプは以下の3つです。
ISTP(巨匠)はスリルを好む正確なため、ある程度ギャンブル的に物事を進めようとします。
起業家(ESTP)は経験やデータをもとに物事を進めるため、相性は良くありません、
しかし生活スタイルなどは似ている点も多いため、友人などとの関係であれば良好になります。
ENFP(運動家)は自由奔放でノリの良いタイプなため、友人関係として良好ですが、ビジネス面では互いの意見が対立しやすいです。
またコミュニケーションもうまく取れず、誤解が生じやすくトラブルになる場合もあります。
INFP(仲介者)は、仲がいい人の前では独創的な世界観を展開する、献身的なタイプです。
仲が良くなれば、起業家(ESTP)とも関係性が良好となりますが、お互い相手を理解するまで時間がかかります。
IT導入補助金は、ITツールの導入による業務効率化や売上向上を図る企業を支援するものです。
IT業界に適性のある起業家(ESTP)型事業者にとって、デジタル化の推進は競争力を高める大きな武器となります。この補助金を利用することで、最新のITツール導入が実現し、迅速な意思決定と行動力を最大限に生かせる環境が整います。
IT導入補助金とは?補助額や申請方法、スケジュール、注意点などを解説
営業職や企画職に向いているESTP型事業者には、小規模事業者持続化補助金が適しています。小規模事業者持続化補助金は、販路開拓や業務効率化の取り組みを支援するための補助金です。
小規模事業者持続化補助金とは?対象者や補助額、申請方法、スケジュールを解説
新たに起業を目指す起業家(ESTP)型事業者にとっては、創業助成金が強力な支援となります。起業家(ESTP)の行動力を活かしてスムーズにビジネスをスタートすることができます。
創業助成金とは?対象者、要件から手続き、メリット、デメリットまで解説
起業家(ESTP)は名前のとおり、起業家に向いています。
その他にも営業職や企画職、ITエンジニアなど、コミュニケーションが求められる業界に適しています。
行動力があり、観察力に長けている起業家(ESTP)は、企業の中でもリーダー的な存在となるでしょう。
一方で飽きっぽく、約束やルールが苦手という短所があるため、INFJ(提唱者)やENFJ(主人公)などの相性の良い人と関係を構築することを意識しましょう。
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