水素社会の実現に向けては、様々な需要に対応する水素サプライチェーンを構築することが極めて重要である。水素サプライチェーンの構築に向けては、更なる技術革新を通じた水素コスト低減を図る必要があることに加え、新たな技術や用途での実装に際して、安全性を検証しつつ、規制等の整備及び合理化を図ることも求められる。本制度では、水素サプライチェーン構築に際して必要な要素技術開発に加え、規制整備や国際標準化のために必要なデータ取得等を支援することを目的とする。
研究開発項目I~IIIに関して、水素を製造・貯蔵・輸送・利用するための設備や機器、システム等(貯蔵タンク、充填ホース、計量システム等)の更なる高度化・低コスト化・多様化につながる技術開発等を行うとともに、規制の整備や合理化、国際標準化のために必要な研究開発等を行う。
研究開発項目Ⅰ:「大規模水素サプライチェーンの構築に係る技術開発」 (委託事業、助成事業[助成率 2/3以内]) 水素サプライチェーンの構築のために必要となる、水素等に係る運搬船や国内受け入れ基地等の大規模海上輸送機器、水素発電等に関する各種機器の大型化・多様化・高効率化に資する技術開発を実施する。加えて、材料の信頼性評価手法の確立や技術基準・安全基準の策定に資する研究開発を支援する。
研究開発項目Ⅱ:「需要地水素サプライチェーンの構築に係る技術開発」 (委託事業、助成事業[助成率 2/3以内]) 需要地での水素供給コストの低減のため、水素製造装置や圧縮機、液化器、パイプライン、ローリー、トレーラー等の個々の需要地での水素サプライチェーンの構築に必要となる各種機器の技術開発を実施する。加えて、水素製造装置の高圧化対応等を図るための技術基準の検討・評価及び水素パイプラインにおける安全性評価に係る技術基準の作成に資する取組を行う。
研究開発項目Ⅲ:「水素ステーションの低コスト化・高度化に係る技術開発」 (委託事業、助成事業[助成率 2/3以内]) 水素ステーションの低コスト化、高度化に資する水素貯蔵設備、圧縮機、蓄圧機、プレクーラー、ディスペンサー等の技術開発を実施する。国際標準・基準に関する活動に継続して取り組む。加えて、航空機・船舶等への多用途適用を図る。
都道府県 | 全国 |
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対象者 | 単独又は複数で受託・助成を希望する、原則本邦の企業、大学等の研究開発機関 (原則、本邦の企業等で日本国内に研究開発拠点を有していること。なお、国外の企業等(大学、研究機関を含む)の特別な研究開発能力、研究施設等の活用又は国際標準獲得の観点から国外企業等との連携が必要な場合は、国外企業等との連携により実施することができる。) |
対象経費 | |
上限金額 | 6,400万円 |
補助率 | 1/2 |
公募期間 | 2025年3月14日〜2025年4月14日 |
実施機関 | 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 |
参照元 | 公式サイト |
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