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起業の成功例7選!起業を成功させるコツやアイデアの見つけ方、成功者の特徴などを紹介

経営財務
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更新:2024/02/28

起業を成功させるためには、実際の成功例からヒントを得ることが有効です。コツやアイデアを吸収し、自分のビジネスにつなげる人も多いです。

この記事では起業の成功例と成功のコツ、アイデアの見つけ方と成功者の特徴について紹介します。これから起業を検討している方は、参考にしてください。

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起業の成功とは

一般的に、起業の成功基準は「ビジネスで成功して利益を生み出せる状態」を指しますが、人によっては「社会貢献ができた」「上場した」などとさまざまです。

成功の基準は人によって異なりますが、倒産をした場合、事業としてはやはり失敗という扱いになります。そのため一つの基準として、成功とは「会社を長く存続させること」という考え方もできます。

実際、日本では毎年多くの方が起業している一方で、廃業となっている企業も多いです。

起業の成功率

中小企業白書」によると、起業後の生存率は1年後で95.3%、3年後には88.1%、5年後には81.7%という結果が出ています。

案外生き残っていると思われるかもしれませんが、10年後になると8.3%、20年後には0.3%、30年後には0.02%と言われており、長期的な存続は非常に難しいという実態が明らかになっています。

何年続けば良いかというのは人それぞれですが、大半の経営者はビジネスを生活の糧としていますので、30年を一つの成功と仮定するならば、成功率は非常に低いということがわかります。

起業の成功例

起業で成功させるためには、成功事例を参考にして自分のビジネスに活かすことが大切です。ここでは過去にあった起業の成功例を7社紹介します。

  • ユーグレナ

  • HIROTSUバイオサイエンス

  • スマートニュース

  • クラシル

  • タイミー

  • Zaim

  • エアークローゼット

実例を見ると、一般的に良いとされていることが悪かったり、またその逆だったり、色々な学びがあります。起業の成功率を高めるためにも、一つずつ確認しておきましょう。

ユーグレナ

株式会社ユーグレナは、バングラデシュの栄養問題の解決を目指して、2005年に創業した会社です。

代表の出雲氏が東京大学在学中、バングラデシュへ赴いた際、タンパク質やミネラルの不足による深刻な栄養失調の現場に直面し、栄養のある作物を届けたいという考えがありました。

そこでミドリムシの存在に出会い、設立した2005年に世界で初めてミドリムシの屋外大量培養に成功しましたが、500社に営業しても、「実績がない商品」ということで取り扱ってもらえず、一時は資金繰りに窮しました。

しかし2008年、雑誌でユーグレナを知った伊藤忠商事と提携。栄養食品やバイオ燃料生産用に受注が増えたことにより、会社が大きく成長して、化粧品やヘルスケアなどの商品を開発。2014年には東証一部上場を果たしました。

ユーグレナは民間企業のみで出資者が構成された技術特化ファンドです。独自の取り組みでベンチャー支援の仮説を実証しようとして成功した企業でもあります。

参考:株式会社ユーグレナ 

HIROTSUバイオサイエンス

HIROTSUバイオサイエンスは、尿でがん検査ができるサービスを運営する企業で、2016年の創業から5年で評価額が1,000億円を超える大企業となりました。

2015年に社長である広津氏による、Ras-MAPK経路の線虫嗅覚への関与を明らかにした論文が英科学誌「Nature」に掲載され、さらに公益財団法人井上科学振興財団「井上研究奨励賞」を受賞。

広津氏は、線虫の優れた嗅覚に着目し、2016年に日本人の死因トップであるがんを早期発見できる検査「N-NOSE」というサービスを開発しました。

「N-NOSE」は線虫の飼育コストが安いうえ、86.3%の確率でがんを発見する高精度、わずか1滴の尿で検査ができるという、安価で精度が高く、スピーディーに検査ができる特徴があります。

コロナ渦によって手軽に検査できるということから、需要が高くなり成功につながった企業です。技術開発と市場がマッチしたことによる成功例と言えるでしょう。

参考:HIROTSUバイオサイエンス 

スマートニュース

スマートニュースはスマートフォン向けのニュースアプリを開発した企業で、2012年に創業しました。

スマホの普及が大きく高まったことにより、2019年には評価額は1,200億円にもなり、代表の鈴木氏はフォーブス日本版の日本の起業家ランキング2020で1位入賞となった成功者です。

スマートニュースはアルゴリズムによって信頼度の高いニュースの掲載とメディア提携を行っており、アメリカでの政治的思想におけるバランスの良いニュース配信が可能になり、急成長を遂げた会社です。

玉石混交のニュースメディア業界において、高度なウェブテクノロジーによって成功した事例です。

参考:SmartNews(スマートニュース)

クラシル

クラシルは料理動画サービスを提供しており、1分ほどでまとめられた動画がわかりやすいことで人気が高まった企業です。

代表の堀江氏は、大学在学中の2014年に株式会社delyを設立しました。当初はフードデリバリー事業を開始しましたが、1年も満たずに事業から撤退。その翌年からクラシルの事業を開始し、2017年には「クラシル」アプリ版が1,000万ダウンロードを突破しました。

クラシルは料理名や食材などからおすすめなレシピを見つけることができます。調理時間や費用目安も掲載されているため、主婦層から高い支持を得ています。

2019年に国内No.1女性向けメディア「TRILL」を運営するTRILL株式会社を連結子会社化したことにより、より多くの方への認知度が高まり、2023年にはアプリ版が4,000万ダウンロードを突破しました。

一度事業に失敗しても食事という軸をずらさず、別のサービスで成功した事例です。

参考:クラシル 

タイミー

タイミーは2017年創業された、空き時間で単発アルバイトができるマッチングサービスです。人材不足が懸念されている店舗と、お金を稼ぎたいユーザーをつなげてくれます。

代表の小川氏は、大学在学中に空き時間を有効活用使用できるシステムを開発し、2021年には導入店舗が44,000件以上となっています。

日本は少子高齢化国家であり、労働市場における慢性的な人手不足が深刻な社会問題です。しかし限られた時間を効率的に活かすためにも、本アプリで経済成長に活かしていきたいと考えていると、小川氏は話します。

店舗とユーザー双方のニーズをうまく繋げられた点が起業成功へとつながりました。

参考:タイミー

Zaim

代表の閑歳(かんさい)氏は、株式会社日経BPで記者を3年半経験した後、ITベンチャー企業に転身。並行してプログラミングを独学で学び、個人で家計簿サービス「Zaim」を2011年にリリースし株式会社Zaim(現在は株式会社くふう AI スタジオ)を設立しました。

Zaimは誰でも簡単にお金の管理ができ、長く続けやすいという特徴を持った家計簿アプリです。主婦層から高い支持を受け、現在では1,000万ダウンロードを突破した人気アプリです。

日本では老後2,000万円問題や年金受給問題、物価高など、お金に関する問題は解決できておりません。個人が将来のお金について考えなければいけない時代となり、人々の生活に根差したものを作ったZaimが、顧客の心を掴んだと考えられます。

参考:家計簿アプリ Zaim

エアークローゼット

エアークローゼットは、2014年に創業した会社で、プロのスタイリストによるコーディネート服を着用できるサービスです。

本サービスでは月額料金を支払うことで、洋服をレンタルすることができ、洋服を探す手間や時間が省け、気軽にファッションを楽しめる特徴があります。

日々変化するファッションとシェアリングを組み合わせ、時代に沿ったビジネスが企業の成長につながったと考えられます。

参考:エアークローゼット

起業成功のコツ

起業を成功させるためには、さまざまなポイントを意識しなければいけません。ここでは、成功させるためのコツを3つ紹介します。

  • 起業目的をはっきりさせる

  • 少ないリスクから始める

  • 経験者から教えを請う

これから起業を行う方は、一つずつ確認しておきましょう。

起業目的をはっきりさせる

起業する際は、「起業する目的」をはっきりさせておくことが重要です。起業までいかなくとも、「収入を増やしたい」「現状の仕事をやめて新しいことを始めたい」と考える方は多い思います。

しかしこれらを目的にした場合、起業以外にも選択肢があることになります。たとえば収入を増やすことを目的にした場合は、成功確率を考えるならば、転職先を探す方が理にかなっているでしょう。

起業は、それだけで経験になることもありますが、当面の資金繰りに苦労したり、家庭がなおざりになって家族との関係が悪化したり、成功の夢と同時に様々なリスクを背負い込むことになります。

「なぜ起業しなければならないのか」を事前に明確にしておきましょう。

少ないリスクから始める

起業で成功させるためには、リスクを抑えて始めることが大切です。起業時に最も危険なのは、多額の借金です。実績のない状態で多額の投資を行うと、もしうまく行かなかった時に取り返しのつかないことになってしまいます。

軌道に乗るまでは収入が安定しないことが想定されますので、自己資金のみで始めたり、副業として始めるなど、リスクを抑える方法をおすすめします。

一方で本業の収入がある方は、兼業として始めれば、事業がうまくいかなくても生計が破綻するリスクも軽減することが可能ですし、事業が互いにとって良い影響をもたらすこともあります。

起業にリスクはつきものです。少しでも失敗する確率を減らす方法を考慮してから始めましょう。

経験者から教えを請う

起業で成功した方から教えてもらうのも、成功率を高めるコツです。成功者の話を聞くことができれば、経営について学ぶことができるだけでなく、あまり世の中に出回っていない知恵を教えてもらったり、メンタルを安定させることができます。

直接話を聞く以外にも、セミナーや勉強会、経営者が出版した本など、学ぶ方法はたくさんあります。1人の経営者の話だけでは本人も気づいていない特殊な環境がたまたま功を奏したといったことも考えられるため、できれば複数の経営者から話を聞くようにしましょう。

起業アイデアを見つけるポイント

どのような事業で起業するかを悩んでいる方も多いはずです。事業は一つのアイデアから生まれますが、なかなか見つけられないものです。

ここでは起業アイデアを見つけるポイントを4つ紹介します。

  • 困った体験や不便な経験から発想する

  • 経験やスキル、得意分野から見つける

  • 既存サービスの改善点を考える

  • 成功事例を見本にする

アイデアで悩んでいる方は、確認して実行してみましょう。

困った体験や不便な経験から発想する

「これがないと不便だから自分で作ろうと思った」という、自身が困った体験や不便な経験からアイデアを発想した起業家は多いです。

サービスや商品は、多くの方からのニーズがなければビジネスとして成り立ちません。一方で需要が高いものを提供できれば、大きな利益にもつながります。

自身の私生活で困ったことや不便だと感じたことは、他の方も困っている可能性が高いです。

自身で不便だと感じることだけでなく、パートナーや子供、親などを見て、「なぜこれを使わないのだろう」と考えてみることで、アイデアが見つかることがあるかもしれません。

経験やスキル、得意分野から見つける

自身の経験やスキル、得意分野などをビジネスに変えることもできます。起業とは、起業することが目的ではなく、継続して利益を生み出し続けなければいけません。そのためには「好きなことや得意なこと」を仕事にすることが望ましいです。

起業しても仕事が楽しくないと感じてしまえば、やる気も出ず、モチベーションの低下につながり、結果として廃業になる可能性も高まります。

自身のスキルや好きなことで起業できないか検討してみると良いでしょう。長く情熱を注げる事業に出会えれば幸運です。

既存サービスの改善点を考える

既にあるビジネスのサービス改善点を考慮し、新たなアイデアを発想させる方もいらっしゃいます。

「これに○○がついていたらいいのにな」「このサービスのここはいまいちだな」と感じる点を改良し、より良いモデルを完成させて起業することもアイデアの一つです。

この方法の別のメリットは、すでにそのサービスを使っているお客さんが存在する、ということです。同じ客層に対して、既存サービスを改善したものを提示すれば利用してもらえる確率も高まります。

成功事例を見本にする

成功しているビジネスを見本にしてアイデアを考えるのも見つけるポイントです。特に、日本では無い、海外のサービスや商品を参考にするのも有効です。

成功事例を日本のみならず、世界に視野を広げると、起業アイデアが生まれやすくなります。目覚ましい成長を遂げるスタートアップ企業でも、全く同じビジネスが5年前からアメリカにあった、ということも珍しくありません。

海外事例のみならず、他業種の事例を参考にするのもポイントです。すでにある仕組みでも、別の業種や市場で初めて実践すればパイオニアになれます。

起業で成功している人の特徴

起業で成功するためには、成功者に共通している特徴を理解しておくことが大切です。特徴は主に以下の3点挙げられます。

  • 経験や得意なことを活かしている

  • 社会の課題やニーズを満たしている

  • 短期的・長期的な目線で考えられる

自分も該当しているのか、ひとつずつチェックしてみましょう。

経験や得意なことを活かしている

起業で成功している方は、経験や得意なことを活かしたビジネスであることが多いという共通点が挙げられます。

経験や得意なことであれば、市場や顧客のニーズをより深く理解しているでしょうし、事業を極めるモチベーションも維持することができ、なおかつ他社との差別化が図れるビジネスにすることも容易です。

なんとなく思いつきで起業するのではなく、好きなことや得意なことであれば、自分なりのビジネスプランを構築しやすいでしょう。

社会の課題やニーズを満たしている

事業が社会の課題やニーズを満たしているのも、成功している起業家に共通するポイントです。自身の経験やスキルを活かして起業しても、世間が求めている商品やサービスとして提供しなければ、集客にはつながりません。

しっかりと市場調査を行い、事業内容が顧客ニーズに適しているかが重要です。お金は後からついてくるとよく言われますが、社会の問題解決に取り組んでいることが、周りからの支援を集めるきっかけにもなります。

短期的・長期的な目線で考えられる

起業家は、短期的な経営戦略と長期的な経営戦略の2つの目線で考えています。具体的には数年での事業計画や、10年20年での長期経営ビジョンを持ち合わせています。

短期的であれば、顧客対応や資金繰り、人材確保などを通して、目の前の収入を安定させるための考え方。一方で長期的には、会社の存在意義や業界内でのポジショニング、事業の進む方向性などを説明できるようにしておくと良いでしょう。

短期と長期のビジョンを両方持っていると、足元の資金繰りの解消から長期的なサービスの繁栄まで、偏ることのないビジネス展開ができ、成功する近道となります。

起業に失敗しやすいケース

起業しても失敗して廃業になる可能性も高いことから、事前に失敗しやすいケースを理解しておくことは有益です。

ここでは起業が失敗しやすい3つのケースを紹介します。

  • 起業の目的が曖昧

  • 過去の成功体験に縛られる

  • 他人の目や見栄えを意識しすぎる

それぞれしっかり確認し、起業時に役立たせるようにしましょう。

起業の目的が曖昧

当然ながら起業の目的が曖昧であると、事業もうまくいかず失敗するケースも多いです。なんとなくで起業しても、会社を設立した時点で満足してしまい、その後の事業計画が行き当たりばったりになりがちです。

その結果、事業がうまく軌道に乗らず、失敗に終わる可能性も高まります。「何のために起業するのか」が起業のスタート地点となるので、必ず明確にしておきましょう。

過去の成功体験に縛られる

過去の成功体験に縛られている人は、起業の失敗リスクが高まります。過去の成功体験はもちろん有効ですが、顧客や市場、ニーズは変わります。

特に社会人の時に得た経験があると自負している方は、勤めていた当時の習慣が抜けきらず、状況が変わってからも同じように物事が進むと思ってしまいがちです。

しかし起業すると状況は大きく異なります。勤めていた会社のネームバリューや歴史、上司などのサポートがあって成功していたことに気が付く人も多いです。

起業する際は、過去の成功経験をアップデートできる柔軟さと、成功体験であっても現状に適さない知識は忘れる(アンラーニングする)謙虚さが必要です。

他人の目や見栄えを意識しすぎる

他人の目や見栄えばかりを意識している人は、起業しても失敗する可能性が高まります。新しいビジネスを始める際、最初は「やめた方がいい」「そんな怪しいビジネスをするの?」などと否定的な人も多いです。

その意見を取り入れてばかりいると、いつまでたっても新しいことにチャレンジできません。

また、見栄えを意識して高いオフィスを契約したり、高級な洋服や時計などを身に着けても、それ自体に意味はありません。目の前の資金繰りやお客さんのことをしっかりと見ていかないと、すぐ経営は傾いてしまうでしょう。

起業にはリスクが伴います。失敗しないためにも新しいことにチャレンジする気持ちと、見栄えではなく、中身のある仕事をする気持ちが大切です。

まとめ

起業で成功している人は、起業目的を明確にし、経験や得意なことを活かして、社会の課題やニーズを満たしているという特徴があります。

本記事で成功した事例のほとんどが、新しいビジネスを展開し、多くのユーザーからの支持を獲得しています。

これから起業を検討している方は、成功者の意見を参考に、自分なりに社会貢献できるアイデアを検討してみましょう。他人に何と言われても、長期的な視野で、ビジョンに向かって進めることが大切です。

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