ビジネス・プライベート・トラブル時など、さまざまなシーンで「スマホをレンタルしたい」と考える方が増えています。実は、スマホレンタルの選択肢は「本体のみ」「SIMセット」「短期・長期」「個人・法人」「クレジットカード不要」など幅広いのが特徴です。
しかし、各サービスのプランや料金体系、保証、活用方法、失敗しない選び方など、適したサービスを選ぶのはとても難しいです。本記事では、はじめての方にもわかりやすく、スマホレンタルの最新トレンド・活用例・注意点などを詳しくご紹介します。あなたにピッタリなスマホレンタルを是非見つけてください。
スマホレンタルとは、スマートフォン本体やSIMカード、またはそのセットを、月単位・日単位などの期間で借りられるサービスです。個人・法人を問わず利用でき、短期間の出張やイベント、業務利用、突然のトラブル時の代替機、さらには「契約審査に通らない」など事情がある方のライフライン確保にも活用されています。
スマートフォンレンタルサービスの代表的な形態には以下があります。
本体のみのレンタル(SIMカード別)
本体+SIMカードのセットレンタル
データSIM/通話SIMの選択
iPhone・Androidなどメーカー/機種指定
1日から1ヶ月以上の短期~長期契約
また、Wi-Fi利用可・現地店舗受け取り可・即日レンタルなど、柔軟なサービスも増加中です。特にビジネスでは、テレワーク・業務端末・展示会/イベント用の大量レンタル、選挙事務所用など需要が拡大しています。
レンタルできるスマホの種類は以下のとおり様々です。
iPhone(SE/12/13/14/15/16/proなど)
Android(Galaxy, Xperia, Pixel, AQUOS, Redmi, OPPO, arrows等)
SIMフリー端末/キャリアロック解除済端末
eSIM対応端末・キッズスマホ・法人特化端末
各種容量・サイズ・新品/中古から選択可
用途としては、
一時的な代替機(修理中・紛失時)
新機種 “おためし”用途
海外/国内出張・旅行の一時利用
イベント時の複数台使用
通信審査が通らない状況での社会復帰やIT活用(いわゆる“スマホブラック”対応サービス)
など多岐にわたります。
スマホレンタルを利用する際の流れは以下のとおりです。
サービス選定(機種・プラン・期間・オプションを比較)
WEBフォームまたは電話・店頭で申し込み
身分証確認や本人確認手続き(多くの場合必要、独自審査やクレカが不要なサービスもあり)
入金(クレジットカード/銀行振込/コンビニ払い等、支払い方法も多様化)
スマホ発送or店舗で受け取り
利用後、規定ルールにしたがって返却
サービスによっては即日発送/最短翌日着、手数料無料、全国送料無料などもあります。
スマホレンタル業者は2025年現在、全国対応の大手から地域密着型・審査なしの格安サービス、そして法人専用まで幅広く存在します。主要サービスの特徴を漏れなく比較した上で、用途・信用状況・希望の支払い・サポート体制に合ったベストな一社を選ぶことが重要です。
サービス | 最低レンタル期間 | iPhone/Android取扱 | 月額料金例 | 支払い方法 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ゲオあれこれレンタル | 3泊4日~ | 両方 | 1,680円〜 | クレカのみ | 本体のみレンタル、店舗受取不可。最安水準/そのまま購入可 |
Rentio(レンティオ) | 14泊15日 | 両方 | 4,000円〜7,980円 | クレカ、AmazonPay、後払い | 本体のみレンタル、破損時2,000円上限保証/全国送料無料 |
APEX RENTALS | 1泊2日〜 | 両方 | 3,000円〜 | クレカ、コンビニ、代引・銀行振込 | SIMカード付プランも(オプション)。店舗なら即日受け取り可 |
Goodモバイル | 1日〜 | 両方 | 275円/日〜 | 店頭現金・クレカ・銀行振込 | 店舗受取なら最短即日(東京・大阪)SIMセットも可 |
サンシスコン | 30日〜(原則) | 両方 | 980円/月〜 | クレカ・口座振替・コンビニ | 独自審査で携帯審査ブラックでも可能/24hかけ放題標準 |
※変動が早いサービスです。最新プラン詳細は各社公式サイトをご確認ください
法人や団体向けスマホレンタルでは、
1台~数百台までの大量発注に対応
法人請求書後払い/掛売
テレワーク・POSレジ・アプリ検証用端末
キッティング(設定代行)オプション
端末管理やセキュリティ、ADEC準拠のデータ消去保証(例:イオシス、APEXなど)
官公庁・自治体実績も多数
短期イベント・展示会・POS/業務用など用途に応じて適切な業者選定が必要です。
スマホレンタルの費用構成は「レンタル料金(月額/日額)+オプション料金+送料(ほとんど無料)」が主流です。端末のスペック・新品/中古・利用日数・オプション設定の有無(補償、SIMレンタル、キッティング等)で大きく変動します。
スマホレンタルの申込時によく出てくる「ワンタイムプラン」と「月額制プラン」は利用期間と料金計算方法が異なります。
ワンタイムプラン:一度の貸し出しで14泊15日〜数週間。短期間限定で使いたい場合やお試し・イベント用に最適。
月額制プラン:利用期間が1ヶ月単位~自動更新。じっくり試したい、長めの業務利用やサブスク感覚を求める方向け。
どちらも返却時の送料込み、延長・そのまま購入可能なサービスも多いです。
機種例 | ワンタイム(14日〜) | 月額制 | SIMカード追加 | 補償プラン | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
iPhone SE2 | 6,680円(14泊15日) | 4,500円/月 | +2,000円/月 | 破損時2,000円上限(Rentio) | 本体のみ、延長可能 |
Galaxy S25 Ultra | 11,550円(14日) | 11,000円/月 | +2,000円/月〜 | 破損毎2,000円上限/補償充実 | 本体のみ、SIMは自前 |
arrows Be4 | 1円~ | 980円/月〜 | +500円/月〜 | サンシスコン標準補償 | 本体とSIMセットも可 |
対象機種や料金は変動します。また、同じ機種・期間でもサービスごとに料金体系は大きく異なるため、サービスサイトで確認しておきましょう。
どのレンタルでも全ての機能が利用できるわけではありませんが、大多数は通常のスマホと同等に活用が可能です。
本体のみ貸出の場合:SIMカードは自分用意(契約中/格安SIM/プリペイド等)、Wi-Fiのみで利用も可
本体+SIMセット:届いてすぐデータ通信・通話が可能(APN設定済端末も)
どちらが最適かは「自前SIMの有無」「緊急性・手間」「通話やLINE/アプリ・SMSの有無」など利用目的次第。なお大手サービスは「端末のみ」が基本で、SIMは自分で手配するケースが多いです。
ネット接続:Wi-Fiのみ もしくは データSIMセットで利用可能
通話・SMS:音声通話SIMのレンタルの場合可、Wi-Fi環境下ではLINE通話などアプリ通話は全端末で可
おサイフケータイ等:ほぼ全て使えるが返却前にデータ・残高初期化必須
アプリ:Playストア/AppStoreから自由にインストール・起動
【注意】iPhone等のiCloudロック解除やeSIMの初期化漏れ、キャリアロック状態端末、SIM規格違い等は利用できません。トラブル防止のため、必ず注意事項を確認しましょう。
短期出張・旅行:旅先での急なトラブル対応や2台目利用に最適。英語の翻訳アプリを入れて海外利用する事例もあり。
展示会・イベント:複数台レンタルで受付用・アンケート端末・キャッシュレス決済など、法人・団体での大量発注例多数
選挙活動:事務所スタッフ携帯やSNS対策で短〜中期利活用。リースと比べて1台単位から気軽に依頼できる業者が増えています。
業務用テスト・検証:自社アプリ・POSレジ・QR読取など用途でAndroid/iPhoneを用途別に多数レンタル
金融ブラック/携帯ブラック(過去に未納・強制解約歴があり審査通過が難しい人)対応の独自審査サービスも拡大【例:サンシスコン、誰でもスマホなど】。
急な故障・紛失時:修理期間中の代替として。保険のレンタルサービスより即対応できる業者も。
一時帰国・外国人の一時滞在:日本語操作端末+日本国内SIMでの利用を想定したパッケージも数多く提供。
レンタル時の補償:大きく分けて2種類で「標準補償付き(破損時自己負担上限あり)」/「有料オプションで全損・盗難も補償拡大」
返却:指定日「24時までに発送」がルール。ダンボール・梱包材は原則返却時再利用。
初期化:おサイフケータイ、eSIM等の消去・リセットは必須
本人確認/独自審査:運転免許証・健康保険証などの身分証明が一般的。未成年・一部国籍の場合、追加書類要。審査なし・クレカ不要のサービスは限られますが、サンシスコン等で対応可能。
カード決済できない人:コンビニ・銀行振込・口座振替、現金店頭払い対応の業者も
組織としてスマホレンタルを行う企業の方は、補助金が活用できないか疑問に思う方もいらっしゃることでしょう。結論から申し上げると、スマホのような汎用機器の導入に活用できる補助金は限られるほか、取得ではなくレンタルであることからも、活用できる補助金はかなり限られます。
一方で、業務のデジタル化、テレワークの推進といった別の目的の一部として、経費の一部が対象となることは有りえます。以下、関連する補助金とその考え方について解説します。
「IT導入補助金」では、業務用端末やソフトウェア・サービスの導入に関する費用として、レンタル費用が一部対象となる場合があります。たとえば、POSレジ連動スマホの月額レンタルや業務効率化端末の導入など、一定条件下で認められることもあります。
執筆現在、スマホレンタルに関して対象となる事例は見つかりませんでしたが、POSレジの一部としてのスマホ導入は対象となっていました。また経費計上の取り扱いや税制・申請手続きに際しては、各補助金事務局の公式情報を必ずご確認ください。
東京都のテレワーク導入ハンズオン支援助成金では、テレワーク環境構築のためのスマートフォン購入代金が対象となっています。一時的な利用であることからレンタルを選択されている方も、購入代金が補助されるのであれば購入してしまった方がお得になるケースもあるかもしれません。
こちらの補助金、近年は毎年募集されているようですが令和7年は3月頃に締め切られているようでした。その他の地方自治体でも同様の補助金が募集される可能性もあるため、興味のある方は自治体の窓口に確認してみてください。
参考:東京しごと財団
スマホレンタルは「契約期間に縛られず、最短1日から手軽にスマホを使いたい」ニーズにこたえる便利なサービスです。機種や利用日数、SIM有無、審査の有無、保証内容、法人対応など実は差が大きいので、総額・用途・サポートのバランスで最適なものを選びましょう。
特に、短期利用やビジネスのトライアル、トラブル時、業務効率化には強い味方となります。スマホ導入について迷ったら、まずは各社の料金・サービス比較シミュレーターや無料相談窓口の活用がおすすめです。ご自身にあったサービスを見つけるきっかけになれば幸いです。
補助金コネクトではスマホレンタルに限らず、事業実施時に発生する様々な経費について補助金が活用できないかの診断、アドバイスを行っております。初回面談は無料になりますので、補助金を活用してお得に事業を進めて行きたいかたは、是非一度お問い合わせください(下記フォームよりお願いします)。