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株式会社エージェントセブン | 事業再構築補助金の成功事例

補助金
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更新:2024/10/01

株式会社エージェントセブン様は、IT・Web・DX領域に特化した職業紹介を軸として、多くの企業に優秀な人材を紹介してこられました。新型コロナウイルスの影響で多くの企業が採用活動を停止する中、転職後のキャリアアップ支援事業の立上げを行うべく、補助金コネクトにご相談いただきました。

補助金コネクトでは、2022年11月のお問い合わせから事業再構築補助金の申請支援をスタート。無事、事業再構築補助金 第8回公募で採択を獲得しました。また採択後においても、幅広いご支援を提供しています。

補助金の入金に至るまでは長い道のりですが、どのようなドラマがあったのでしょうか?今回の支援によって得られた成果について、同社の執行役員 相川貴志様にお話を伺いました(インタビュアー:補助金コネクト 岩井)。

補助金申請に興味のある事業者の方は、申請時のポイントや支援者の選び方など、ぜひ参考にしてみてください。

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お問い合わせのきっかけ

今回、弊社にお問い合わせいただいたきっかけを教えてください

相川 2022年当時、新型コロナウイルス感染症のパンデミックから2年以上が経過していました。採用活動を取りやめてしまったクライアントも多く、当社も業績への影響を予測しにくい状況を懸念していました。そんな中、お世話になっていたポーターズ様より補助金のセミナーがあるとお誘いを受け、参加してみようと思ったのがきっかけでした。

岩井 補助金コネクトが企画していた人材紹介会社向けの補助金セミナーですね。実際に参加してみてどうでしたか?

相川 新規事業を計画していたのですが、当社のように自己資金で投資するスタンスの会社で、かつCFOもまだ登用していないうちは資金調達の方法にノウハウがなく、手段としての補助金活用について大変興味がありました。セミナーで、これだけ大きな金額が返済の必要なく活用できることを知り、活用しない手はないと考えました。補助金を知る前まではスモールスタートを考えていましたが、セミナーに参加して思いっきり踏みに行く決断ができたのは大きな収穫です。

岩井 もともと補助金に興味はお持ちだったんですね。何かご自身で調べたりされていたのですか?

相川 いえ、セミナーの前後で多少のインプットはしましたが、知識は全然なかったですね。セミナーの後、もっと詳しく知りたいと思い、問い合わせをさせていただきました。

初回面談~チャレンジを決めるまで

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※写真:株式会社エージェントセブン 執行役員 相川貴志様

初回面談はどのような内容でしたか?

相川 初回面談では、補助金申請にはどのくらいの負荷がかかるのか、どういった経費に使えるのかといったことを詳しく教えていただきました。考えていた事業の壁打ちをしてもらって、その内容なら十分いけます!とお墨付きをもらえたのが心強かったですね。事業の新規性や社会貢献性が高かったことが、高評価の要因だったのかと思います。

岩井 対応したのは、セミナー講師の上野さんでしたね。

相川 そうです。上野さんはとても信頼できました。

補助金申請~採択まで

補助金申請では具体的にどのような支援を受けたのでしょうか

相川 計画書の執筆について色々と指導してもらいました。また、書類を事務局に提出した後、差し戻しを受けたときや電話がかかってきたときも都度相談させていただき、回答方法をレクチャーしてもらいました。書類の提出に限らず、ちょっとした壁打ちにもお付き合いいただけました。

岩井 支援を受けて、どういった点が良かったと感じますか?

相川 見捨てずにいてくれてありがたいという感じです(笑)。正直、当社は面倒な申請だったと思います。大規模な補助金活用が初めてだったこともあり、知識がなくてご迷惑をおかけしました。

岩井 どのような点が面倒だったのでしょうか?

相川 例えば、新規事業のメインストリームに絞った投資経費にしたほうがシャープでわかりやすかったのですが、周辺経費まで広げ、細分化して申請してしまいました。やってみてわかったことですが、経費に幅を持たせたり伝わりにくいものは後々苦労しますね。実際に差し戻し対応や、事務局への説明にかける工数はそれなりにかかりました。

岩井 実績報告まで影響しますしね。その点についてコンサルタントから助言はありましたか?

相川 はい、シンプルにまとめた方が良いという助言はありました。ただ欲を言うと、助言のレベルではなく、実際の事例や工数をもとに、費用対効果の申請のあり方がどんな形なのかを多少強めに言ってもらっても全然良かったです。いかに工数をかけずに資金調達し本来の事業に集中できるかがキモだと思います。

申請業務について印象に残っていることはありますか?

相川 採択されたとき、Chatworkが盛り上がりました(笑)。

岩井 それはいいですね!

相川 コンサルタントの方との信頼関係はとても大事です。ただの受発注の関係ではなく、事業のことを一緒に考えられたり採択を一緒に喜べるようなパートナー関係が構築できたのはチームとしてもパフォーマンス高かったと思います。きっと他の会社さんだったらもっと事務的で、こうはならないんだろうなと想像します。チームで一緒にやってくれている感覚がありましたね。

岩井 一緒にやっている感覚は、他の場面でも感じましたか?

相川 ちょっとしたときにWEBミーティングしましょうと言ってくれて、相談に乗ってくれたり、事務局側の事情やトレンドを考慮した資料反映など些細なことでも巻き取ってくれました。他の支援者を経験したわけではありませんが、通常の支援だとここまではやらないのではないかなと思います。実際、修正の影響が広範囲にいたったさいに、手分けしてまとめて対応してくれたときは驚きました。サポート力がすごいというか、とても嬉しかったです。

補助金の採択後

補助金に採択されて、会社にどういう影響があったか教えてください

相川 採択された後、新規事業以外への投資においても強気になれたのは大きな変化です。投資すべきところにはしっかり投資しようというスタンスになれましたし、それによって描けるものも増え、何より前倒しで戦略を前進させることができました。

岩井 会社全体の雰囲気はどうでしたか?

相川 採択時に大きな変化はありませんでしたが、実際に形になっていき、社員が体感することで、勢いにのっているなという雰囲気はありました。思考も未来に向けたものに変わりますよね。

採択後の交付申請も大変と聞きますが、どうでしたか?

相川 交付申請は想像以上に大変でした(笑)。事務局にも公平な判断をしなければならない事情があると思うので致し方ないですが、とにかく少しでも何かが変わったら差し戻しになり、当該箇所についての理由の資料なり、書き換えるなり、あらゆる理由をつけて提出を求められました。窓口の担当者と、実際に審査や差し戻しをしている人が違うので、背景や意図の確認などをしようにも困難なことが多かったです。一般的な企業間での商流は通用しないですね、厳密なルールから1ミリも逸脱せずに通すことが大前提です。

岩井 公金を使う性質上、そういう側面はありますね。交付申請の後は順調に進みましたか?

相川 そうですね。事業自体は予定した通りに進めるだけでしたので、特にトラブルもなく進めることができました。

補助金申請を振り返ってみて、補助金制度に対する印象は変わりましたか?

相川 個人的にですが、本当に困っている人にとっては使いづらいというのが印象です。特に大規模な補助金は、賢くて、リソースがあって、事業投資を立て替えるなど当面の資金が十分にある企業がうまく活用しており、より利益を上げやすくしていくようにも見えます。強い企業がより強くなっていく仕組みだと感じます。

これから申請する方へメッセージ

これから申請される中小企業の方へメッセージお願いします

相川 良い側面、難しい側面をお話してきましたが、逆に言うと中小企業にとってはハードルが高いからこそ、工数をかけずに上手に活用ができると強力な武器になるかと思います。資金調達のポートフォリオの1つとして、知っておくことは損にはなりません。

それから、活用するならある程度大きくまとまった金額でないと、かける工数に見合わないので、大きな補助金を対象に取り組むのが良いと思います。

岩井 なるほどですね。工数がかかるので、自社で申請するのはやっぱり難しいですか?

相川 そうですね。補助金申請はインハウスでやると大変なので、サービス提供している会社が補助金申請もまとめてやってくれるようなケースが一番効率良いと思います。専門家を頼ることをおススメします。

補助金活用で構築したサービス

今回の補助金で構築されたのはどのようなサービスですか?

相川 転職ありきの世界ではなく、長期的なキャリア自律を促すためのエコシステムを作りました。これからの不確実性が極めて高い社会において、自分で問いを立ててワイルドに活躍していく人材を増やそうと思ったら転職というソリューションだけでは解決できません。自分で考え、ありたい姿を描き、実現させるクリエイティビティが必要です。

そうしたキャリア自律に有益な、無料のコーチングサービスやコミュニティ、さらにはリテラシー育成といったコンテンツを用意しています。

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岩井 確かに従来の人材紹介会社は転職したら終わりですもんね。サービスはどうすれば利用できるのでしょうか?

相川 エージェントセブンのキャリアページにアクセスしていただいて、会員登録していただければどなたでもご利用いただけます。ちょうどサイトも完成して、実績報告を行ったところなので、間もなく利用開始できます(2024年8月現在)。

岩井 キャリアアップ支援事業も成功するように祈っています。本日は貴重なご意見をありがとうございました。


補助金コネクトでは補助金申請に関するご相談をお受けしております。実際の申請支援に着手するまでは無料ですので、詳細ご希望の方は以下よりお問い合わせをお願いいたします。

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この記事の監修者
岩井康一の写真
補助金コネクト株式会社
代表取締役 岩井康一
野村総合研究所にてプロジェクトマネージャー、ITコンサルタントとして金融機関の大規模ITプロジェクトのリードを多数経験。その後、28歳の時に野村アセットマネジメントのニューヨーク拠点のテクノロジー部門ヘッドとして米国駐在。帰国後、VCからシードファイナンスを受けてフィンテックスタートアップを創業した後、現在は補助金コネクト株式会社の代表として、中小企業から中堅企業の資金調達を幅広く支援。専門は「ファイナンス × テクノロジー」。 大阪大学大学院情報科学研究科(修士)、横浜国立大学理工学府(Ph.D.)。
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